歯周病リスクの「見える化」による行動変容

ペリチェック
- A健康保険組合
- 被保険者数:約1,200名
課題
- 歯周病リスクの把握が十分に行われていなく、口腔ケアや歯科受診促進の仕組みが整っていなかった。
- 歯科健診受診率はある程度あるものの、歯科や口腔保健を切り口にしたアプローチが弱く、「なんとなく歯科医院へ行っていない」層が多数存在する。
解決策
- ペリチェックを導入し、自宅採取型の歯周病リスク検査キットを被保険者へ配布。
- 組合から案内メールおよび紙媒体(広報誌掲載)で「まず簡単にチェックしてみましょう」と呼びかけ。
- 検査結果にに基づき「歯科受診水晶のお知らせ」を送付することで、口腔保健意識を高め、と歯科受診勧奨の体制を整備。
- 結果データを匿名化して組合側で集計し、「歯周病リスクと他の健診項目(メタボ/生活習慣病)との関連性」を分析。
効果
- 約30 %の被保険者がキット申込(約360名)、そのうち提出率は約85 %。
- 高リスクと判定された方への歯科受診勧奨を実施した「この1年で歯科受診した」と答えた方が40 %に増加(前年比+12ポイント)。
アンケートでは「自分の歯周病リスクを知って歯みがき回数が増えた」と答えた方が50 %、「年内に歯科医院へ行こうと思った」と答えた方が33 %に達しました。 - 組合分析により、歯周病リスクが高い層はメタボ・血糖リスクもやや高めという傾向が確認されていました。この結果を受けて、次年度以降「口腔と生活習慣病予防」を統合した施策に方向転換する予定です。














