健康無関心層はなぜ動かないのか?企業の健康施策に必要な「気づき」の設計

企業における健康施策を推進するうえで、課題になりやすいのが「健康無関心層」へのアプローチです。
歯科健診やセミナー、情報提供などの各種健康施策を実施しても、参加につながりにくい従業員層が見られ、行動変容まで結び付きにくいケースがあります。このような状況は、多くの企業で共通して見られる課題のひとつです。
健康無関心層は、単に「健康に興味がない人」と捉えられがちです。しかし実際には、健康の重要性を理解し、必要な情報に触れているにもかかわらず、具体的な行動にはつながっていないというケースも少なくありません。
つまり、健康無関心層は「知らない人」ではなく、「行動する理由やきっかけがまだ見えていない人」と捉えることが重要です。
企業の健康施策では、情報を届けるだけでなく、従業員自身が自分の状態に目を向けられる機会をつくることが求められます。
今回は、健康無関心層が行動に移りにくい理由と、歯科保健がそのきっかけづくりにどのように役立つのかについてお話しします。
健康無関心層が行動に移りにくい理由
健康の大切さを理解していても、実際の行動につながらない背景には、いくつかの要因があります。
【1】手間や時間が負担に感じられる
まず挙げられるのが、手間や時間が負担に感じられることです。
「時間がかかる」「面倒に感じる」「継続できるかわからない」といった印象があると、健康に関する取り組みは後回しにされやすくなります。
特に、毎日の業務が忙しい方は、健康診断のフォローアップに時間を割く余裕が少なく、健康施策が後回しになってしまいます。

【2】今すぐ必要だと感じにくい
多くの健康無関心層は、健康課題を「今すぐ対応が必要なもの」と感じにくい傾向があります。
健康に関する問題は、すぐに痛みや不調として現れるとは限りません。
そのため、目に見える変化が少ないと、「今は困っていない」「まだ大丈夫」と感じやすく、行動を後回しにしてしまうことがあります。
【3】自分のこととして捉えにくい
自分のこととして捉えにくいことも、要因として挙げられます。
健康に関する情報を見聞きしていても、それが自分自身の状態と結び付いていなければ、行動を変える判断にはつながりにくくなります。
このように、健康無関心層が行動に移りにくい背景には、情報不足だけでなく、負担感や緊急性の感じにくさ、自分事化の不足が関係しています。
情報提供だけでは、行動変容につながりにくい
従来の健康施策では、正しい知識を伝え、参加や行動を促すことが重視されてきました。
もちろん、情報提供や啓発は健康施策において重要な取り組みです。しかし、すでに健康の重要性を理解しているにもかかわらず行動に移らない層に対しては、情報量を増やすだけでは十分でない場合があります。

健康無関心層に必要なのは、単に「知ること」ではなく、自分の状態に気づくことです。
- 自分の状態を把握する
- リスクを実感する
- 変化の必要性を認識する
このような段階を経ることで、健康課題を自分のこととして捉えやすくなります。そのため、企業の健康施策では、いきなり行動を求めるのではなく、行動の前段階にある「気づき」を生む設計が重要です。
歯科保健は「気づき」を生む接点になりやすい
そこで注目したいのが、歯科健診などの歯科保健です。
歯科保健は、自分のお口の中の状態を確認し、健康課題を自分事として捉えるきっかけになりやすい分野です。
歯科健診では、歯ぐきの状態や磨き残しの有無、むし歯や歯周病のリスクなどを確認できます。こうした結果は比較的わかりやすく、従業員自身が「今の自分の状態」を把握しやすい点が特徴です。
また、自覚症状が少ない段階でも、お口の中の状態を可視化することで、放置するリスクや見直しの必要性に気づくきっかけになります。
さらに、食事・喫煙・睡眠・ストレスなどが、お口の健康に影響を与えることもあります。そのため、歯科保健は、単に歯やお口の健康を確認するだけでなく、生活習慣や全身の健康について考えるきっかけにもなります。
企業の健康施策に歯科保健を取り入れるメリット
企業の健康施策に歯科保健を取り入れることで、従業員が健康について考える機会をつくりやすくなります。特に、職場で実施できる歯科健診や、Web歯科問診・Web歯科面談などを組み合わせることで、忙しい従業員でも参加しやすい環境を整えやすくなります。
歯科保健を取り入れるメリットとしては、主に以下のような点が挙げられます。
- 職場やオンラインで実施しやすく、従業員が参加しやすい
- 結果に応じた案内やフォローにつなげやすい
- 歯科受診・セルフケア・面談・セミナーなど次の施策へ展開しやすい
また、単発の施策で終わらせるのではなく、従業員の状態に応じて必要な情報提供やフォローを行うことで、継続的な健康支援につなげることができます。

このような健康施策では、「参加率」や「実施数」だけでなく、従業員が参加しやすく、その後の行動につながる流れを設計できているかどうかも重要です。
歯科保健は、こうした「気づきから行動につなげる導線づくり」に活用しやすい施策のひとつです。
ハミエルの歯科保健サービスでできること
株式会社ハミエルでは、企業や健康保険組合に向けて、歯科領域を起点とした健康施策を支援しています。
出張歯科健診をはじめ、Web歯科問診やWeb歯科面談、セミナー・Webラーニングなどを組み合わせることで、従業員が自分のお口の状態に気づき、必要な行動を考えるきっかけをつくることができます。
ハミエルの歯科保健サービスでは、主に以下のような取り組みが可能です。
企業向け歯科健診の企画・運営支援
出張歯科健診
ハミエルでは、企業へ訪問して歯科健診を提供しています。ご予算に合わせ、さまざまなプランをご用意しています。
オンライン歯科問診ツールによるリスク把握
Web歯科問診ハミエル
ハミエルは「むし歯」「歯周病」「全身疾患」「予防習慣」4つのお口のリスクを見える化し、結果に合わせて保健指導などの情報をオンラインで提供可能な「オンライン歯科問診」ツールを提供しています。
歯科衛生士による個別相談
Web歯科面談コタエル
コタエルなら歯科医院に行くことなく、歯科衛生士にお口の悩みを相談できます。むし歯などの自覚症状もなく歯科医院に行くことに抵抗がある方などにも最適なサービスです。
歯科医師・歯科衛生士によるセミナー
セミナー・Webラーニング
ハミエルは、セミナー・Webラーニングで、総合的な口腔知識や最新の口腔情報、全身の健康とお口の健康の関係をわかりやすくお伝えしています。
これらの取り組みを通じて、従業員が自分の状態を把握し、必要に応じて歯科受診やセルフケアの見直しにつなげることができます。
健康無関心層への対応では、いきなり行動を求めるのではなく、まずは自分の状態に気づく機会をつくることが重要です。
ハミエルでは、歯科健診やWebサービス、教育コンテンツを組み合わせながら、従業員の状態把握からフォローまでを一体的に進められる歯科保健施策を支援しています。
















